『ナナとカオル 14』を読んだ。SはMにもなれるのか。

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『ナナとカオル 14』を読んだ。SはMにもなれるのか。

2014年12月29日月曜日
ナナカオだよ

甘詰留太さんの作品を青年誌一般紙両方ともほぼ読み込んでいる@kissatenです。「S」とか「M」とかそういうの関係なしで、「純愛漫画」として「ナナとカオル」を読ませていただいている感じです。

2014年12月に発売した、『ナナとカオル 14』は、「S」と「M」の立場を入れ替えてのプレイの話です。そんなことあるのか?と思っていたのですが、どうやらこの世界はそれが普通なようです。そして、橘(たちばな)さんが「S」をやっちゃうのもすごい…。今回はすごい巻だった。

簡単に「M」役になる

ボクがカオルを

「息抜き」で首輪をして外を散歩していたナナとカオル。とあるタイミングで館(たち)の部活の後輩にその行為がばれそうになる。そこまでが前巻の話で、『ナナとカオル 14』ではそのシーンを館が助けるところから始まる。

その「貸し」として館がカオルを「縛る」という提案が出された。ここでナナも断ればいいのに、館のおねがいに押されて結局カオルは縛られることに…。

もどかしいぞ!

縛られるカオル

橘さん

SMグッズを扱っている橘(たちばな)さんのお店でカオルを「攻める」道具をあさっていたところ、店長の橘さんが登場。「これくらい大丈夫だろう」と鞭などをあさっていた館は、この一言で自分が後輩にしていることについて少し気付く。

館は陸上部の後輩に、「これぐらいできるだろ?」ぐらいの気持ちで長距離練習などを押し付けていた。館は優秀なため後輩にとってはなかなかつらい行動であった。そこを突かれたわけです。

橘さーん

そして橘さんを助手として館がカオルを縛るということになった。家で縛られると思っていたカオルは、まさか橘さんのお店の地下にあるプレイルームでやられるとは…。

プレイルームには大きな鏡がアリ、縛りようの設備がしっかりとある。橘さんによれば、お客のための部屋で、場所の無い人や撮影用のスタジオとして利用している部屋だそうで納得します。

まぁ館単品だと、素人の縛りなんのでなかなか危険な行為。プロの「M」である橘さんが縛りを援護することで、安全な行為がなされるというわけです。

Mなかお

館「カオル結構 Mな表情 様になってない?」

縛られて行くカオル。縛られる度に思わず出てしまった「生の声」。徐々に「M」へとすすんでいく。

その後、押し付けられたり、口に指を突っ込まれたり、抵抗はするものの、だんだんと「M」になっていくことが楽なんじゃないかと思い始めるカオル。館の戦略にだんだんとだんだんとだんだんとはまっていく。

心からの責めを受けていくわけです。


マジックミラーでした

なんて様子が、マジックミラー越しでナナに見られていると知るのは後ほどであった。

これはナナにとってもある意味プレイ。橘さんえげつない!

その後、館のカオルを思う気持ちが吐露しそうになったり、Mになりそうなカオルが我を取り戻したり。なんやかんやある巻でした。橘さんのメガネ無しバージョンでSってのがいいっすね!

この巻の重要性

「S役は簡単にMになれる」「S役はM役の気持ちい責めを探って考えるのでMの気持ちもわかる」「ほんの些細なきっかけでM側に転向できる」なんてことが語られています。「S役は簡単にMになれる」その理由は相手を思うからこそあったのです。

そして橘さん(M)のご主人様であり、カオルの心からの師匠である更科修太郎の言葉「人間はSとMに分けられるのではない SMをする者と必要としない者にだけ分けられる」この漫画はやっぱり両方の人に読んで欲しい、本当にそう思います。



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