やっと見る事が出来た。
『キック・アス』(2010)や『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』(2011)のマシュー・ヴォーン監督の作品『キングスマン: ゴールデン・サークル』(2017)をやっと見れた。この作品は、前作『キングスマン』(2015)の続編で、どの国にも属さない世界最強のスパイ機関「キングスマン」を描いたモノ。
主演はコリン・ファース演じるハリー・ハート(ガラハット)にスカウトされた青年ゲイリー・“エグジー”・アンウィン(タロン・エガートン)がスーツを着てアクションしまくりの映画。どちらの映画も見終わった後は「背筋を伸ばしてしまう」とされている映画なんだよね。
んで、前作、最高だった。ヴィラン役のサミュエル・L・ジャクソンがぶっとんでいて、「サミュエル、こんな使い方有るのか!!」と思ったぐらい。アクションも、設定も最高。
アクションについては、マシュー・ヴォーン監督らしい、ワンカットの流し撮り。それがまじですごい。スゴイ…んだけどね。
どうした、「キングスマン: ゴールデン・サークル」…。面白かったけど、期待が高すぎたか?
※あくまで個人的感想。
目次だよ
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面白いけど、いろいろ「物足りない」キングスマン続編
軽めに設定を紹介すると、スパイ機関「キングスマン」の所在がばれて、全て破壊されるという流れ。そこからコテコテのアメリカン人だらけな別のスパイ機関「ステイツマン」と合流して、敵を倒して世界を救う〜〜〜という流れ。
今回、主要キャラクターが複数名死亡します。(あくまで死亡したという情報のみで実際の所不明)
予告でもあるように、前作で頭を打たれたはずのハリー・ハート(コリン・ファース)が生きているところから、もしかしたら今回、死亡したキャラクターは生きているんじゃねーか説はある。
それはおいといて、「キングスマン: ゴールデン・サークル」の残念だと思うところや感想。
物足りない…よね?
まず、敵、敵がしょぼい。正直しょぼい。というか、前作が強烈すぎた。先にも書いたけど、サミュエル・L・ジャクソンがかなりぶっ飛んだ役を演じていた。あの敵があるから、今作「キングスマン: ゴールデン・サークル」の敵がメチャクチャ弱く感じる。そして、前作で激しい戦いを見せた戦闘も、今作は少ないと思えた。
もちろん、流し撮りはあって、ソレはスゲーって思うんだけど、敵としての魅力が薄い。強いんだろうけど、薄い。そう感じた。
ってか、今作の敵の親玉のジュリアン・ムーアがマジで何もしてない。せめて、自ら銃とか持って欲しかった。あっけなさすぎ。
ワクワク感があるんだけど、そのワクワク感を補えるほどの魅力を感じなかった。もうちょっと、あとちょっとって感じ。たぶんだけど、いくつかシーン削られている。すっごいはしょってる印象。
武器も今回、魅力を感じなかった。武器の説明も足らなかった。次作に期待なんだろうな。
あとさー(どん深いためいき)
敵よ、スパイ機関はキングスマンだけじゃ無いんだぞ。あたりまえだろ。全部潰してから活動しろよ。
ティルデ王女をもっとくれ
前作、最後でムフフなシーンを見せたティルデ王女(愛してるぜ、ハンナ・アルストロム)も今作に登場。今作では脱がない。一切脱がない。マジで脱がない。マジか…。
スパイ映画につきものの”ソレ”が無いんだ。いやー、無いんだよね。レーティング(視聴制限)あげるんだったら、それぐらいムフフさせてよ。
まぁ、フェスのシーンでアレするシーンあったけどね。そういうの求めてない。
ハル・ベリー!!
「ステイツマン」の事務員にジンジャーとしてハル・ベリーが登場していた。ハル・ベリーといえば、『007 ダイ・アナザー・デイ』(2002)でボンドガールを務めたことでも有名。そんな彼女は最後の最後で「アレ」するシーンがある。
つまり、これは、キングスマンの第三作に出るって事だろう。ハル・ベリーがちょい役なわけないからね。まじでちょい役。出番少ないよ。
エルトン・ジョンも登場
エルトン・ジョンもエルトン・ジョン本人役で出演している。敵に拉致られ、演奏させられるという役。このエルトン・ジョンはちょい役でいいんだけど、「その後」とかどうなったんだろう。そういうのが気になった。
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ただ、面白いとは言える
前作と比べちゃうとアレだけど、これ自体は普通に面白い。アクションスゴイし、流し撮りのワンカットもマジで最高。薬物中毒者は○ねっていう何かしらのメッセージも感じたし、やっぱり紳士かっけーってなる。
コリン・ファースは相変わらず紳士だ。
「礼節が人を作る」
ふぁー、かっけー!!
今作も「楽しいスパイ映画」であることは確実。人間が切断されるシーンとかミンチ肉になるシーンとかあるけど、面白かったよ!
次回作、ちゃんとティルデ王女とハル・ベリーのムフフを期待します。