スマホのジンバル…だんだん進化しているなー…。
ジンバルを取り扱う中国のメーカーZhiyun(ジユン)ユーザーの友人から、Zhiyunの最新スマホスタビライザーであるZhiyun Smooth 4を借りましたー。「もしよかったらブログで紹介しちゃってー」って事で数日借りれることが出来たのでZhiyun Smooth 4のジンバルレビュー記事をいくつか書こうと思います。
とりあえず、この記事はZhiyun Smooth 4の「ファーストインプレッション」って感じでお願いします。とは言っても、すでにSmooth 4をある程度楽しませてもらったので良い印象を得ています。というか、近年出てくるジンバルって大体良品。今の時期にしょぼいジンバルを出すってのはなかなかのやらかしっすからね。
つまり、モノ自体は良いです。
さらにZhiyun Smooth 4といえば、これまでに無かった「ハンドホイール」が装着されたジンバル。「フォローフォーカス」とか「ズームインズームアウト」とかがハンドルを使って操作できるようになったんすよねー(要アプリ)。
Zhiyun Smooth 4のそんな感じの所をご紹介。
目次だよ
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Zhiyun Smooth 4の端的レビュー
このジンバルを触る前にスマホ用ジンバルをいくつか体験してきました。自分で持っているモノだったりイベントだったりと色々とね。例えば、DJIとかのを思い浮かべます。
そういった経験を踏まえてZhiyun Smooth 4は同じくZhiyunのSmooth Qと保持力は同程度は有るなと使ってみて思いました。
つまり、ジンバルとしてトルクがわりとあり、iPhone Xといった重めのスマホでもブレづらい感じです。
経験上重すぎるとブレるジンバルも存在しますからね。(そういうのは大体安いヤツ)
そして、Smooth Q同等の保持力に、ハンドホイールをはじめ、Zhiyunアプリ上で使えるいくつかのボタンで撮影の幅を広げてくれます。
更に言えば、ジンバルとしての価格設定が強い。OSMO MOBILEより安いという。これのおかげでSmooth4が強烈に立場が上になる。
この製品が出た時期とか考えると、DJIのスマホ用ジンバルOSMO MOBILE 2に対抗したモノなのか知らないけど、この値段は大分強い。その値段、そして昨日から考えて、これからスマホジンバルを始めようとしている人ならZhiyun Smooth 4を候補に入れる十分な理由になる。
傾斜範囲:240°
ロール範囲:240°
有効搭載量:75gから210gまで
製品純重量(g):547
Zhiyun Smooth 4の可動範囲や重量などはこんな感じらしい。ボクが使うiPhone Xは174gなので余裕でカバーしてくれている。(iPhone 8 Plusは202g)
ちなみに、満充電で駆動時間は12時間ぐらいあります。ただし、12時間駆動するスマホは存在しない。ジンバルから給電出来るから安心して。
使いやすさ的にファーストインプレッションは良好です。
ハンドホイールやPhoneGo機能
後に記事を書く予定なので軽めに紹介しますが、Zhiyun Smooth 4のハンドホイールや背面のボタンによる「Phone Go」モードが他のジンバルと差別化する部分です。
ハンドホイールは使ってみると、撮影する幅が広がると感じます。一般的にジンバルって「ぶれずに撮影できる」が大前提で、それにくわえ「フォーカスやズームを調節出来る」のがZhiyun Smooth 4の特徴。
どういうことかというと、一般的なジンバルだとアプリを「タップ」して操作するようなモノですが、そのタップが不要になります。ジンバル本体の操作で処理できます。
このハンドホイールを使いこなせれば、様々な映画シーンで利用されている撮影テクニックである「ドリーズーム」が出来ちゃいます。移動しながら、ズームを操作して印象的な絵にする手法です。
まさか、スマホのジンバルでコレが出来るとは…。Zhiyun的にはこれを全面的に押し出しています。
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Zhiyun Smooth 4の写真と各種紹介
すでに開けてますが、ブロガーらしく「開封の儀」をやります。
Smooth 4専用の箱は、どうやら発泡スチロール的な物。耐衝撃性は優れているでしょうけど、チープ感は結構あります。
中はしっかりと区切られてます。なので安全に持ち運ぶならこれが現時点のベストだろう。
同梱物は少なめ
同梱物はマジでこれだけ。Zhiyun Smooth 4本体に、Zhiyunロゴの三脚、あとは充電用のType-Cケーブルです。そうなんです、こいつ、Type-Cケーブル何すよね。
Smooth 4の外見を観ていこう
スマホは、挟んで保持するタイプ。あと、縦位置でもスマホを保持できるようになってる。
スマホのバランス調整は、ネジで閉めるタイプのモノ。
ジンバルにはmicroBからスマホに給電できるようになってます。コレもデカイよね。
ジンバル本体が12時間以上駆動しても、スマホのバッテリーが持たなくなりますからね。なのでこのポートがあると良い。更に言えば、ジンバルに給電しながらでも使えるので実質無限?
ただ、iPhoneは底面にケーブル穴があるので縦位置ぐらいしかつかわいないなー。
ハンドホイール以外に特徴なのが、背面に用意された二つのボタン。一つはパンフォーカス時などに、もう一つはPhone Go時に。この二つも使いこなせればなお撮影の幅は広がるだろう。
ジンバル底面には1/4が彫られており、三脚に装着可能。
そして、こちらが三脚。金属ではないですが、しっかりしています。
立たせるとこんな感じです。Good。
手に持った感じいくつかのボタン
手に持ってみるとアクセスしやすい位置にボタンが用意されています。片手操作でもいいかんじにイケちゃう。
基本的にZhiyun公式アプリありきの各ボタン。たとえば、アプリのメニューを表示したり、録画や写真撮影を行えるボタンなのです。
ハンドホイールのフォーカスやズームの切り替えボタンなども個々にあります。
また、手元にある「PF/L」でパンやロックが簡単に切り替えられるのも良いっすね。
ただ、公式アプリありきってのがちょっと残念。ほかのカメラアプリで使えたら最高なのに。
Phone Goというあたらしいの
今まで使ってきたジンバルがではできなかった「Phone Go」という撮影が出来ます。
コレは何かというと、ジンバルを向けた方向に素早くスマホを向けてくれるもの。
#Zhiyun #Smooth4 #PhoneGo pic.twitter.com/29FGdirvcN
— 喫茶店@難病持ちで車椅子の人 (@kissaten) 2018年5月22日
こんな感じです。向けた方向に素早く向いてくれる。そういうシーンがちょっと想像できないけど可能なのだ。
Zhiyun Smooth 4、ファーストインプレッションは良好
Zhiyun Smooth 4を実際に使ってみると「この値段でこの性能ならいいな」って感じ。いや、逆に安すぎでは?
OSMO MOBILE2は使ったことないですが、2018年5月の現時点で値段は圧倒的にZhiyun Smooth 4が最強。
ハンドホイールによる「ドリーズーム」はもちろん、普通にズームとかフォーカス操作を簡単に行えるのはデカイです。だだ、先に記述したとおり、専用アプリだしか使えないのは痛い。出来ればFilmicProで使えたら良いのに。
それでもそれはあくまでこだわる人。カジュアルにぶれない撮影をしたい人、そういう人にお勧めかなと、ファーストインプレッション。
うーん、ボクも欲しい!