現在”休館中”の小学館漫画雑誌「IKKI」「ヒバナ」にて連載していた松本剛さんの漫画「ロッタレイン」。その漫画をボクは全巻持っている。そのロッタレインには応募券があって、その応募券を全て集めて応募した人にもらえるロッタレインの小冊子が届いた。
「ロッタレイン」の書き下ろし、イラスト、そして松本剛の短編集が入った小冊子。
チラッと紹介。
スポンサーリンク
ロッタレインの小冊子
母親、彼女、仕事と、全てを失った男に突如現れた義理の妹とその家族。大人と子供の間を行き来するその子に、戸惑い、そして…。
ロッタレイン、僕は好きです。松本剛さんの描く、静でそれでいて、激しく熱い。そういう感情が押し寄せてくる漫画。だから全巻手に入れた。そして今回の小冊子に応募しました。全三巻、IKKI、ヒバナとずーっ読み続けて、その終わりは僕の心にぽっかりと穴を空け、そしてそこに巣くっている。
漫画のラスト、リアルの世界での「現実」と漫画での「終わり」を同時に見れるものです。どちらを選ぶか、感じるか、察するかでこの漫画の終わり方はハッピーにもバッドにもなる。そういう漫画です。
あと、登場人物の奥野は死んでもいい。
そんなロッタレインの小冊子ですわ。
こんな感じ
実は、ロッタレインの小冊子はかなり発送が遅れた。発送というか制作が遅れたと考えた方が良いのか。お詫びの連絡が何通か届いた。そのお詫びにはロッタレインのポストカードが着いていて、もちろん大事にとってある。
そしてやっと届いたロッタレイン。いや、正直に言うと待っては居なかった。「いつか届いたら、それでいい」ぐらいに思っていた。そしてソレが届いた。そう思っていたはずなのに、なぜか届いたらとても嬉しく感じた。ソレと同時に、ロッタレインの最終話を思い出し、どこか切ない気持ちにもなった。
これが届いたのは、雨の日、余計にそう思わせる。
小冊子には、ロッタレインで描かれていなかった書き下ろし、ロッタレイン関連のイラストや書店配布用ペーパーなどが収録されている(ページとして)。
ロッタレインの書き下ろし「催花雨」は、本作ヒロイン山口初穂が中学生になり制服を試着する様子を物語としている。タイトルになっている催花雨(さいかう)には、春、早く咲けと花をせきたてるように降る雨のことだ。少女から大人に、その間に位置する初穂を表現しているのだろう。
さらに「ヒバナ」2017年8月10日号に掲載された松本剛さんの短編「夏滑り」や「ヤングマガジン」2017年17号の「蝶々」が収録されている。「夏滑り」については、実際に目にしていたのでコレを冊子として見れて、少しときめいた。ヤングマガジンは購入していなかったため、「蝶々」を見れたのはとても嬉しく思った。
知っていると思うが、ヤングマガジンは講談社だ。つまり、小学館の漫画であるロッタレインの小冊子に別雑誌の漫画が載る。おそらく、これで小冊子制作に時間がかかったんだろうなと推測。ふぁー嬉しいわー。うれしかー。
今回もポストカードが
今回もポストカード。ありがとうございます。
スポンサーリンク
ロッタレインは
世間体とかそういうのが無ければ、二人は何の壁も無く思いを遂げることが出来ただろう。そしてこの漫画は壁が描かれる。おっさんと少女って組み合わせで、それを悪く言う人も居るみたいだけど、なんなら男女逆で考えてみなよ。それでもし普通だなと思ったら、何かしら偏見の目で見ているんだぜ。