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AiDEE A1の「謎ブレーキ」をSHIMANOに交換して安心を手に入れた話

AiDEE A1の「謎ブレーキ」をSHIMANOに交換して安心を手に入れた話

こんにちは!今日も「喫茶店の部屋」へようこそ。

さて、今回は僕が愛用している電動アシスト自転車、AiDEE A1に関する、ちょっとヒヤリとするお話です。

このA1、免許不要でスイスイ走れて本当に快適なやつなんですが、先日、「これは命に関わるぞ...」という大問題が発生してしまったんです。

ちなみに、このAiDEEというブランド、中国・深センに拠点を置くメーカーで、比較的新しい企業ながら、リーズナブルでデザイン性の高い電動アシスト自転車を世界中に提供しています。今回の僕のA1は、彼らのラインナップの中でもかなり初期のモデルに当たるんです。

価格帯も、国内大手メーカーの電動アシスト自転車と比べるとかなり抑えられているのが特徴で、その分、僕らユーザーが「お、これは自分でカスタムしがいがあるぞ!」と感じる余地があるのも、魅力の一つだと思って愛用しています。

それは、とある日。強めにブレーキを掛けたときのこと。

「よし、止まるぞ!」と思いきや、車輪はそのまま回り続けてしまいました。ブレーキが全くかからないんです。

「え、なにこれ!?」と慌てて何度も試すと、どうやらブレーキレバーをある程度以上、強く握りしめた瞬間に、なぜかブレーキが全く効かなくなるという恐ろしい「死角」があることが判明しました。

これはおかしい。中華製の電動アシスト自転車だからと諦めていたけど、これはおかしい!

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同じ症状の「先駆者」がいた!中華製ブレーキの恐るべきカラクリ

すぐにインターネットの海に潜って情報を探したところ、やはり同じ症状で苦しむユーザーさんがいらっしゃいました。辿り着いたのがこちらの動画です。

動画のタイトルからしてもう戦慄モノですよね。「壊れて死にかけた」って、まさに僕の体験したヒヤリハットを代弁してくれています。

動画を拝見して驚愕したのですが、僕の予想通り、どうやら原因は中華製の謎キャリパーにあったようです。

なんと、ブレーキレバーやワイヤーは正常なのに、肝心のキャリパーの内部がおかしい動作をしていて、レバーを強く握り、パッドがディスクに近づく後半の動作で、なぜかパッドが逆にローターからほんの少し離れてしまうという、信じられない現象が起きていたそうなんです! [03:02]

パッドとローターの間に隙間ができてしまっているから、そりゃあブレーキは効きませんよね。パッドの摩耗が原因ではなく、キャリパー自体の設計というか、構造がおかしいという事実に、もうこれは命を預けられない!と強く思いました。

もちろん、価格の安さには理由があることも理解しています。国内メーカーの電動アシスト自転車と比べると、半額以下の価格帯で手に入るこのA1。そのコストダウンの矛先が、正直なところ、この「謎メーカー製ブレーキ」に向いていたのは間違いないでしょう。ガジェットとしては愛せますが、安全に関わるパーツは別です。しかし、裏を返せば、「重要パーツを自分で信頼できるものに交換すれば、最強のコストパフォーマンスを発揮する」とも言えますよね。だからこそ、僕は信頼のSHIMANO製への交換を決意したわけです。

AiDEE公認!? 安心と信頼のSHIMANO製品に総とっかえ!

「謎メーカーの製品を使うのはもう嫌だ!」

そう思い、販売元のAiDEEに直接問い合わせてみたんです。すると、「対応する製品はないですか?」という僕の問いに対して、なんとSHIMANO製品を提案してくれました!

しかも、その提案された製品は、先程の動画で交換されていたパーツとほぼ同じ、安心と信頼のSHIMANO製でした。AiDEE側も、このブレーキの課題を把握していたのかもしれませんね。

これはもう、迷う理由はありません。すぐに一式揃えることを決意しました!

今回、僕が選んだパーツは以下の3点です。

 

1. SHIMANO製ワイヤー式ディスクブレーキキャリパー

性能と価格のバランスを見て、こちらをチョイスしました。フロントとリアのセットで買えるのが嬉しいところ。やはり世界のSHIMANO。安心感が違います。

 

2. SHIMANO製ディスクローター SM-RT56(160mm)

キャリパー交換と同時に、ディスクローターもSHIMANO製に統一します。元々と同じ160mmサイズです。安全性のためにも、前輪・後輪の2枚が必要になります。

 

3. SHIMANO製ブレーキレバー BL-T4000

ぶっちゃけ、キャリパーとローターだけ交換すれば機能的には問題なかったのですが、どうせならフィーリングもSHIMANOに統一したい!というガジェット好きの性で、レバーもALIVIOグレードのものに変更しました。2フィンガータイプで握りやすそうです。

 

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プロに任せる安心感!鳥羽の整備士さんにお願いしました

さて、パーツは揃ったものの、電動アシスト自転車の足回りを自分で整備するとなると、ビットラチェットなどの特殊工具の準備や、トルク管理の正確性など、不安要素がてんこ盛りです。

「ええい、命に関わる箇所なんだから、プロに頼んでしまえ!」

ということで、今回は三重県鳥羽市の整備士さんに、これらのアイテムを預けて交換作業をお願いしました。自分でやるより正確で、何より安心です。

 

全く別物に!SHIMANOブレーキの「効き」に感動

数日後、整備を終えてAiDEE A1が僕の元へ帰ってきました。

乗ってすぐに気づきましたよ。ブレーキの「効き」が全くの別物です!

これまでは、ブレーキを強く握っても、どこか「ジリジリ...」とタイヤが滑りながら前に行けてしまうような、心許ないフィーリングでした。

ところが、今回交換したSHIMANOのブレーキは違います。

「ピタッ!」と、全く動かない。動けないと言った方が正しいかもしれません。

最初のうちは「こういう自転車なのかな」と思って乗っていましたが、元々のキャリパーが完全に終わっていただけだったと、この交換でようやくわかりました。以前、友人や家族がA1に乗ったとき、「ブレーキが効かない」と言っていたのが、本当に申し訳なくなるほど納得です。

今回の出費はありましたが、快適性も安全性も段違いにアップしました。

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安心を手に入れた!

ちなみに、僕のAiDEE A1はすでに廃盤となっており、後継機は動画でも登場したA1TSがそれに当たります。どちらも手軽に乗れる電動自転車ですが、やはりブレーキという「止まる」ための重要パーツの信頼性は、何よりも大切にしたいですよね。

これで、安心してこの快適な電動アシストライフを続けていけそうです!

これが個体差なのかわかりませんが、僕と同じく中華製キャリパーの不安を抱えているAiDEE A1/A1TSユーザーさんは、ぜひSHIMANOへの交換を検討してみてください!

それでは、また次回の「喫茶店の部屋」でお会いしましょう。

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かっこいいひげ剃り探してないですか?
ドイツ老舗ブランド「MUHLE」のシェーバー 電動とかカートリッジ式の髭剃りに飽きたら読んでみて欲しいです。

LUTを20個ほど配ってます

とりあえずDavinci Resolveで使ってみて欲しいLUT配布中
LUTを20個ほど配布することにしました

MPCC似合わせてますが全カメラでも適応可能

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「全身性エリテマトーデス」と「両足大腿骨骨頭壊死」という病気を抱えながら、フリーランスとして活動しています。伊勢志摩在住。HP制作、写真撮影、動画撮影を生業としています。 このブログに掲載している写真は、主に EOS R5(2021年頃より)を使用して撮影しています。 お仕事のご相談やレビューのご依頼は、お問い合わせフォームからご連絡ください。 また、YouTubeもやっています。よかったらフォローしてもらえると嬉しいです!

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