林田球原作の漫画「ドロヘドロ」の13巻についてご紹介します。割と個人的に好きなキャラクター、あの博士の妻であり悪魔な「ハル」が表紙なドロヘドロ13巻
ドロヘドロでもキーマン中のキーマンである十字目のボスが復活し、煙ファミリーがほぼ壊滅してしまう…そんな状態からスタートします。
もちろん、少しドロヘドロのネタバレを含みますのでご注意を。
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幹部メンバーによる救出劇
まずは脱出劇からのスタート。煙ファミリーの幹部によって十字目の襲撃から何とか逃れました.その幹部は初出演(?)ながら永いこと煙ファミリーの屋敷に居たとのこと。その名も「消(ショウ)」。名前の通り影が薄くて存在すら忘れられるという得意なキャラクターです。ファミリーも助けてもらったのに『誰?』扱いされるほど影が薄い。ケロロ軍曹で言うところの「ドロロ」がそれに当たると思います。
見た目の特徴は包帯を巻いているという所。それでいて対応が紳士的です。
煙さんの頭のに居た「悪魔型腫瘍」が取り除かれています。その「悪魔型腫瘍」を取り返せば『キクラゲ(煙のペット)』によって生き返らせることが可能になります。しかしキクラゲは鳥太と共に逃されてしまい、行方不明に。
そこで、『ターキー』の魔法で『キクラゲ』の複製を作り、魔法の能力である本人のもとに戻っていく特性を利用して、『キクラゲ』を探させに行くという話です。
一方、『二階堂』と『川尻』は二階堂の魔法をちゃんと使えるようになるため、とある書物を探しに再び煙の屋敷に行きます。顔が割れてしまっているため性別変換の魔法をつかい姿を変えて煙の屋敷へ。そこで「会川(カイマン)」と会います。
上記写真は二階堂にかけられた魔法が解けてしまったページのものです。
ここで表紙のハルちゃんが登場
こちらがドロヘドロの中でも僕がスキなキャラクター、悪魔「ハル」です。本体は女性のようなみためをしています。それでいてカスカベ博士の妻です。
わざわざ悪魔の身体から核(人間らしき姿)を出して、ヘイズ(カスカベ博士)にオイルを塗らせます.ちなみに、悪魔たちは身体の中から「核」を露出し続けていると死んでしまうそうです。これは悪魔特有の体を張ったギャグとのこと。これぞ林田球クオリティのユーモアです。
「この地獄で私と暮らさないか?」と言い寄るハルちゃん。
「お前は私のものだ!私の言うとおりにしろ、人間め!」「もうヤバかった。そろそろ死ぬトコだった。
さいごまでユーモアを忘れない悪魔的な悪魔ハル。こういう体(というか命そのもの)を楽しく扱うのはやっぱりドロヘドロならではの悪魔ですね。ちなみに、二階堂とよくいうアス(川尻)という悪魔はめっちゃ真面目です。なのであんま悪魔っぽくないです。
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ドロヘドロにおける接吻
今回のドロヘドロには2つの接吻が存在します。それは『生』と『死』の接吻です。
回復系の魔法を使える能井(のい)による、心(しん)先輩へのキス。煙(えん)さんの魔法を持っていったボスにより、きのこにされつぃ待った心先輩を能井の魔法で助けるのです。
そして2つ目の死の接吻。
夏木とボスの接吻のページ。魔法が使えない集団、十字目のなかで、夏木は魔法が使えることになりました。そしてボスが接吻をし…。
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こっからは個人的考察です.
まぁ、この巻でケイマン=アイ=カイ(ボス)=会川ということが濃厚になって来ました。もしかしたら多重人格なんじゃないのか?でも十字目の刺青は?多重人格とは違った首から上がすげ変わってしまう何かなのかな?
そして、ボスは魔法使いはたとえ仲間でも躊躇なく殺すということがわかりました・
魔のおまけはやっぱり面白い
ドロヘドロ単行本端末には必ず「魔のおまけ」というショートが入っています。ドロヘドロのキャラクター、世界観を使ったおもしろ系の話を載せてあります。
たとえばめちゃくちゃ切れる「ストアの包丁」を悪魔の中の悪魔「チダルマ」から借りたハルの話とかが乗っています。この「ストアの包丁」は全知全能の悪魔すら殺せるのでハイパー強い武器です。今後のストーリーとどっかで絡んだりするのであろうか。
シリアスなのに、やっぱり笑わせてくれる「魔のおまけ」はまじで見たほうが良いですね!