コーヒーの香りにもうひと工夫加えてみたくなることがある。 きっかけは、ふと見かけたスターバックスの家庭用フレーバーシロップだった。
もともと気になっていたのは「バレンシア」。柑橘系のフレーバーがアイスコーヒーに合いそうだと狙っていた。 けれど、店頭で並んだ4種類──キャラメル、バニラ、バレンシア、ヘーゼルナッツ──を前にしたとき、なぜか手が伸びたのは「ヘーゼルナッツ」だった。
家に戻り、インスタントコーヒーにスプーン二杯分のシロップを垂らす。ふわっと広がる甘い香りに、思わず「これはいいかも」と呟いていた。
スターバックスのフレーバーシロップは4種類
スターバックスの家庭用フレーバーシロップは、主に以下の4種類が販売されている:
- キャラメル:定番のキャラメルラテが自宅で簡単に作れる。焦がし砂糖のような甘さと香ばしさが特徴。
- バニラ:柔らかな甘みでミルクや紅茶にも合う。ベースの味を引き立てながら、しっかりと存在感を残す。
- バレンシア(期間限定):柑橘系の爽やかさが際立ち、アイスコーヒーや炭酸割りにも向いている。入手できるタイミングは限られる。
- ヘーゼルナッツ:ナッツ系の深みある香りと甘さで、コーヒーがまるでデザートのようになる。ミルクと合わせるとナッツラテに。
いずれも容量は250ml。使用量の目安は1杯あたり10ml(ティースプーン2杯程度)で、好みによって調整可能だそうだ。
こうやってフレーバーの特徴を書いてみると、バレンシアのほうが良かったのかもしれない。と。思って。しまう。な。
スタバ公式ポンプディスペンサーも使える
使ってみて最初に感じたのは、ボトルからシロップをすくう手間。 粘度があるため垂れやすく、キャップもやや扱いにくい。
実はスターバックスでは公式のポンプディスペンサーが用意されている。店舗やオンラインショップ、輸入雑貨店で取り扱いがあり、 1プッシュで約10mlが出る仕組み。250mlボトルにも装着可能なサイズで、家庭用にもぴったり。
価格は800〜1,200円ほど。毎朝使うなら、この一手間が意外と大きな違いになる。
高いな…。
ほんの少しで変わるコーヒー時間
インスタントコーヒーにフレーバーシロップを加えるだけで、飲み慣れた味が変わる。 香りに変化があるだけで、朝の気分が整う。
今回選んだヘーゼルナッツは、ナッツ系のデザートのようなやさしい甘さ。 ミルクを加えればナッツラテに、冷たい牛乳と合わせれば香りの立ったアイスドリンクになる。
バレンシアもいつか試してみたいけれど、まずはこの一本でしばらく楽しんでみようと思う。
撮影はEOS R5 + EF 24mm F2.8。 ガラスラベルの反射を抑えるためにNiSiのCPLフィルターを使用している。