Facebookの創設者、マーク・ザッカーバーグがめちゃくちゃ糞やろうに描かれている映画「ソーシャル・ネットワーク」。この映画は、ザッカーバーグと対立した親友のエドゥアルドの取材を元に描かれた映画で、ザッカーバーグがひどく悪い人間に表現されているモノ。
ザッカーバーグ役には『エージェント・ウルトラ』(2016)でマイク・ハウエルを演じ、『ジャスティス・リーグ』(2017)でレックス・ルーサーを演じたジェシー・アイゼンバーグが起用されている。この映画でジェシー・アイゼンバーグは第83回アカデミー賞・主演男優賞にノミネートされているほどリアルっぽい演技をしている。
実際のザッカーバーグ本人に取材しないで製作されていると言うことも有り、さらにジェシー・アイゼンバーグの演技が合わさって、「ふぁー、ザッカーバーグくそやろうじゃん」と認識してしまうほどの映画(少なくともボクは最初に糞やろうと認識した)。それが「ソーシャル・ネットワーク」なのだ。
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Facebookとザッカーバーグ
何で今更、2010年に公開された「ソーシャル・ネットワーク」なのかというと…ね。2018年3月から起こっているFacebookのCA問題(ケンブリッジ・アナリティカ事件とでも言えよう)があるから。平たく言えば便乗。
今回、この記事ではその問題について書くことはない。なぜならある程度説明するのに政治的発言をしなければいけないかも知れないからだ。ボク的にはそういうのにかかわりたくなく、単に映画を見ようぜって話を言いたい。
Facebookが出来るまで…って見ておいた方が良いなーって思ったから
どんな映画やねん
んで、この「ソーシャル・ネットワーク」ってのは、ザッカーバーグがFacebookを作る過程のお話…(ざっくりすぎかな)なのだ。
「へぇ〜、Facebook作る話なんだ、あれだけ巨大なサイト作るんだからきっとストーリーもすごいんだろうなー」って思って見始めると、「は?ザッカーバーグクソじゃん」ってなる。
ストーリー的には、ハーバード大学に通う学生であった19歳のマーク・ザッカーバーグが親友のエドゥアルド・サヴェリン共に、大学内の出来事を自由に語りあえるサイトを作ろうと計画を立てる。そんなちょっとしたひらめきから一気に上り詰める話。
ナップスター(Napster)創設者のショーン・パーカーとの出会いや、社会現象を起こすほどにサイトが巨大になっていくことなどが描かれている。そして権利などの問題で孤独になるザッカーバーグ…。
テンポが速くてとても好みの映画だと言うことを告白しておく。
でもちょっと違うんだろうな
先にも言ったけど、劇中ではめちゃくちゃ糞やろうに見えるザッカーバーグだけど、それは取材した相手が「ザッカーバーグと対立していた」からある程度は悪く描かれているのだ。つまるところ、実際のザッカーバーグより「盛られている」とみておいた方が良い。
いや、ホントの所はわからないけどね、かなり糞やろうかも知れないけどね。ただ、ネットに度々出てくるザッカーバーグをみていくと、あんまり層は見えないなーってのは抑えておきたい。
映画のテクニックはすごいらしい
コチラの影像は、そんな「ソーシャル・ネットワーク」の脚本を務めたアーロン・ソーキンによる、撮影テクニックを紹介している映像。めまぐるしく速く動く対話や、過去、未来を混ぜて視聴者に想像させるテクニック…とでも言えば良いのか。そういうことが描かれている。
もしコチラの影像を見る前に映画「ソーシャル・ネットワーク」を見ていないのなら、映画を見てからこの上の解説動画を見た方がより「映画」を楽しめると思う。
ほぇ〜ってなる。
ということで、久しぶりの映画の紹介
CA問題に便乗する…というか、こう言う機会で無いとこの映画見てよなんてあんまり言えないからね。見て欲しいけど、後味悪くなるかも知れないから勧められない。でもいまならFacebookに目が向けられているし、「そういえばあんな映画あったよな」って思って頂ければなーと。
ちなみに、ディズニーチャンネルでやっていたドラマ「スイート・ライフ」に出てくるロンドン・ティプトン役(ホテルオーナーの娘)のブレンダ・ソングがあらわになるシーンがあってドキドキした。ギャップがパナイ。