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Ulanzi TT09 VideoGo三脚レビュー:一般ユーザーの視点から PR

Ulanzi TT09 VideoGo三脚レビュー:一般ユーザーの視点から PR

Ulanziさんのカーボンファイバー製のトラベル三脚をご提供頂いたのでレビューさせて頂きたいと思います。ただし、僕のブログに載るのは褒めるだけでは無いのでそのアタリはご了承下さいませ。

 

Ulanziのトラベル三脚はこんな感じ

Ulanzi TT09 VideoGo

Ulanziのカーボンファイバー製のトラベル三脚(正式名Ulanzi TT09 VideoGo)のスペックを紹介します。

用途としてはトラベル三脚で、重さはだいた1.5kg、素材は軽くて丈夫なカーボンファイバーが使われています。高さを変えるのは非常に迅速に行える感じです。

ヘッドには3種類ありアルカスイス、F38という独自規格、CLAWという独自規格があります。それぞれヘッドに応じたプレートがついているようです。(ヘッドはどれか一つだけ選べます)

耐荷重は20kgあり、ヘッド自体は3k耐えるそうです。最大高は約1.2m(ポールを伸ばしたら約1.4m)で、最低高は約14cmです。

三脚雲台 Arca-Swiss/F38/CLAW
材質 カーボンファイバー
重量 約1.5kg
最大高さ 約1.2m
最大高さ、ポール有り 約1.4m
折りたたみ時の高さ 約4kcm
耐荷重 約20kg
雲台の耐荷重 約3kg
段数 5

僕がお供として使っているカーボンファイバー製の三脚よりは軽くてコンパクトだなと言う印象があります。5段有るので出来ちゃうんでしょうね。

というのでトラベル三脚としては使えるなって言う印象があります。僕が持っているカーボンファイバーの三脚はもうちょっとでかい三脚ばっかりなのでこの小ささは良いなと思いました。雲台については正直難アリなのでそういう所書いていきたいと思います。

とりあえず足を伸ばしてみた

ポールはレバーロック式で、金属のパーツが使われています。少しキツいですが、それも調整可能(つまり、使っていけばおそらく緩くなる)。また、三脚の足先である石突は金属の物と交換可能。

5段伸ばしてみたらこうなります。ちょっと俯瞰気味の写真ではありますが、一般的な3段ぐらいの高さになります。

一見すると足が弱そうに見えますが、損なことも無い感じです。

「揺れますか?」と問われれば「揺れます」と答えます。

一応ポールの下にはフックがついており、鞄なんかを引っかける前提となってます。ちなみにコレはポールにねじ込まれていて取り外すのも可能。取り外す理由はあんまりわかりません。ただし、そのネジには3/8が使われており、後述しますが一般的な雲台を取り付けられないため、この後ろの3/8に取り付けるみたいなことは出来そうです。

ポールを伸ばすとこんな感じです。弱そうなポールですが…。

実は三角形の形状をしているために剛性はあります。

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特殊な雲台がついている。

特殊な雲台。ポールのトップに雲台がアリ、その上にティルトとパンが可能なヘッドがついています。ビデオ雲台みたいな形状をしています。

付属のアルカスイスプレート。アルカスイスプレートが付属しているなら違うバージョンのヘッドにした方が良かったなと思いました。

ヘッドの雲台部分はレバーロックの自由雲台みたいになってます。多分コレのおかげで、耐荷重が3kgになっちゃってます。この三脚のポイントではありますが、剛性を損なっている要因かなと。

先にも書きましたが、雲台は交換不可能です。コレ変えられたらなーと思います。

すごく小さいですが水準器もついています。小さいので視認性は無いです。

 

自由雲台部分は90°まで調整可能です。フリクションとか無いうえレバーロックなので重いカメラを微調整するとかは非常に困難です。レバーロックは切り替えを早くする要因ではありますが、安全性は失われているなと思いました。軽いカメラなら気にしなくて良い部類です。

ここまで足が開きます

ポールは分割でき、高さを局限までした感じ上記ぐらいの高さになります。

地面からの高さが13cmぐらいになりますね。開いている足はけっこう安定感があります。

ちなみにポール分割には雲台用レバー部分(パン棒)に内蔵されているレンチを使います。

一見便利そうですが、「いや、全部規格合わせて1本にした方が良くない?」と思いました。ネジの規格全部統一ならばこんなにレンチ必要ないですからね。なんてね。

マグネットでレンチを保持してますが、無くす可能性はめっちゃあります。

ちなみに雲台部分はこうなります。これを差し込むことで最底高で利用可能になるわけです。この部分、ネジ止めされていて、先のレンチで開けます。

逆に言えば「レンチがナイト雲台を最低高にできない」というデメリットでもあります。

よくある中華の三脚ならば、ポールをひねったりしたら普通にポールが外れるようになる物が多い印象なので、ネジ止めは僕にとっては「邪魔では?」という印象しか無いです。

なんだが愚痴ばっかりに見えますのでまとめます。

雲台が…あまり好みでは無い

雲台の向きが決まっているので、Lプレート保持者の僕にとっては非常に使いづらい状態になりました。なのでパノラマ撮影のノーダルポイント(わからんだら調べて)の時に使うプレートを使い、直行させて利用する形になります。雲台にはカウンターやフリクションも無いので、このプレートを使えば重さの調整も可能です。ちなみに雲台調整用のポールは邪魔なので普段はどけています。奏す売ると当然ながらネジ調整用のレンチも使えないので本当にレンチの機能邪魔だなと思いました。

ちなみにコチラはこの製品になります。

色々と思うことはある

とりあえず思っていることをまとめます。

  • 三脚としては使えると思う
  • けっこう軽いなと思った
  • トラベル三脚ってのは納得
  • ちょっと揺れるがウェイト載せたら問題ない
  • 雲台、なにこれ
  • Lプレート使いにはまじで使えない
  • 雲台の切り替えできない。
  • 雲台操作用のポールは邪魔なので使わない(ビデオ雲台みたいな使い方しない)
  • 雲台操作用のポール内臓のレンチが無くなるのでポール分割できない
  • センターポール分割できないので最低高を気軽に使えない

とりあえずこんな感じでしょうか?軽いのでトラベル三脚ってのはよくわかります。めっちゃ軽いです。高さもそれなりに取れます。

雲台が非常に使いづらいなと思いました。Lプレート使いの人はこの三脚に発狂するかも知れない。

雲台操作用のポールの中にレンチがあるのですが、邪魔なので外して使ってます。そうなるとレンチが使えないのでセンターポールの分割が出来ないです。なので外での利用で最低高は使えませんでした。雲台操作用のポールはマジで邪魔です。

そしてセンターポールはなぜかネジを取り外さないと分割できないので、レンチが必要になってきます。他製品みたいにポール自体を回したら分割できる仕組みに出来ないのでしょうか?めっちゃ簡単だと思いますけどね。

僕からの要望としては、

  • レンチ内蔵止めて
  • ポールは道具無しで分解できるようにして

です。

他社製品との差違を付けるために失敗している印象があります。PeakDesignのやつめざしてミスったみたいな。ユーザーのこと考えて下さい。少なくとも僕自身はポール邪魔だと思ってますし、センターポールは手動で外せるようにして欲しいです。あと、雲台変えれないのは個人的に致命的です。

が、そんなこだわらないぜー、Lプレートなんて使わないぜー なんて人は全然アリだと思います。僕は三脚界、雲台界の深淵の縁に立ってしまった(で良いですかね?)ばかりにそう言う味方になります。ピュアな人達ならばこの製品で良いと思います。

ということで、Ulanzi TT09 VideoGo
の紹介でしたー。

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なお、今回紹介したのはアルカスイス用のヘッドです。その他の規格が欲しければそちらを購入すれば良いと思います。

 

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「全身性エリテマトーデス」と「両足大腿骨骨頭壊死」という病気をもつハイパー難病人で「フリーランス」しています。 伊勢志摩在住。HP製作や写真撮影、動画撮影なんかを生業にしています。 このブログで撮られている写真はだいたいEOS R5を使っています。(2021年頃より) サイトへのお問い合せやレビューのご依頼はこちらにメッセージをください。 あとYouTubeやってます。もし良かったらフォローしてあげて下さい。

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