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気分を少しだけ持ち上げる、Kintoのエスプレッソカップ

気分を少しだけ持ち上げる、Kintoのエスプレッソカップ

たまにハンドドリップ以外でマキネッタを使う。ビリアッティのブリッカは音も香りもはっきりしていて、淹れている時間にちょっとした特別感がある。ただ、それを注ぐ器がいつものマグカップだと、どこかで気持ちが途切れてしまう。

そこでKintoのカップを試してみた。エスプレッソカップという名前の通り、抽出したコーヒーの量にぴったり合う。液体が浮いて見えるダブルウォール構造で、手に持ったときの熱の伝わり方も落ち着いている。容量は80ml。マキネッタの抽出量とちょうどいいバランスだった。

コーヒー専門家の方用に先に書いておくと、コーヒーの専門家ではなく一般的に楽しんでいるユーザーとしての記事になる。

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ちょうどいいサイズと構造

いい感じの手のひらサイズ

KintoのKRONOSは、耐熱ガラスでできていて、電子レンジも食洗機も対応している。外側が熱くなりにくい二重構造のおかげで、抽出したてでも持ちやすい。厚みのあるガラスは重すぎず、かといって軽すぎず、ちょうど手にしっくりくる。

飲み口の角度が自然で、注いでから飲みきるまでの動作がスムーズになる。見た目以上に実用性が高く、普段使いに向いていると感じた。机の上に置いたときも、安定感がある。

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これ持ち方あってるんだろうか?熱々のコーヒー入っていても熱くはない。

マキネッタにちょうどいい理由

「ブリッカ」っていう名前のマキネッタ

マキネッタで淹れるコーヒーは、いわゆるエスプレッソとは違って気圧が足りない。ただ、それでも濃さや香ばしさはしっかりしている。Kintoのカップに注ぐと、その「ちょっと濃い一杯」がぴたりと決まる。余白も足さず、あふれることもない。

以前は家にある小さなマグカップを使っていたが、抽出量に対して少し大きすぎた。結果的に香りが抜けやすく、見た目の印象もぼやけてしまう。その点、この80mlという容量は本当にちょうどいい。

※当然だが、抽出の仕方による

ちなみモカエキスプレスって部類らしい。なので「モカ」だと思われ。エスプレッソより気圧少なく抽出されるけど「っぽい」味になるイメージ。イタリアでは家に3-4個あるのがふつうらいし(らしい)。

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見た目と質感の印象

底に、丸いポッチはついています でも気にならない

KINTOの名前も入ってます

透明なガラスの中にコーヒーが浮かぶように見える。これはKRONOSシリーズ特有のデザインで、名前の通り時間の流れを止めたような印象がある。朝の光の中で見ると、グラスの輪郭がはっきりして、液体の色味がよく見える。

写真を撮っても映える。実際、R5で軽く数枚撮ってみた。ガラスの層、浮かんだ泡、うっすら残る湯気。どれも自然に収まっていた。

こういう魚の玩具が家中に散りばめられている。

他製品との比較と選んだ理由

同じジャンルの製品で言えば、KRUVEのグラスがわりと有名だと思う。デザインも機能も本格的で、レビューでも高評価が多い。ただ、僕は持っていない。価格帯もかなり上がるし、そこまでの精度を求めていなかった。

Kintoの良さは、見た目のよさと実用性のバランス、そして価格にある。990円※という手頃さで、しっかりした構造と質感を得られるのはありがたい。机の上に置いたとき、違和感がない。そこが自分にとって大きかった。

KRUVEってこれね。めちゃくちゃ高い。でもみんなこれ使っている。マジで高い。飲んだ感じが変わるかは不明。

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注意点と受け止め方

この出っ張っている淵の部分以外は結構温かい

ひとつだけ気になるのは、持ち手がない点。抽出直後に持つとさすがに熱く、慣れないと戸惑うかもしれない。ただ、両手で軽く包みながら温度が落ち着くのを待つのも悪くない。慌ただしい朝には、かえってちょうどいい余白になる。

いやまて、慌ただしい朝がそもそもなかった。

Kintoというブランドについて

Kintoは東京・江東区に本社を構える国内メーカー。1972年に滋賀県彦根市で創業し、現在はヨーロッパやアメリカにも展開している。テーブルウェアやドリンクウェアを中心に、「使い心地と佇まいの調和」をテーマにした製品づくりを続けている。

SNSでは「#kinto」のタグでさまざまな使われ方が見つかる。KRONOSシリーズも定番アイテムのひとつで、実際に使っている人の投稿を見ると、コーヒーだけでなくデザートや紅茶などにも使われている。

他にも軽いおしゃれなお皿とかがある。今のところ割ったことはない。

まとめ:気分を変えるための道具として

マキネッタで淹れたコーヒーを、ただのマグで飲むのと、このカップで飲むのとでは印象がまるで違う。味や香りの問題だけでなく、飲む前の気分が変わる。Kintoのカップは、そういう意味で「気分を整える道具」だと感じている。

映えたいじゃん?

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というか、無印良品のコーヒー豆うまいな。

 

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「全身性エリテマトーデス」と「両足大腿骨骨頭壊死」という病気を抱えながら、フリーランスとして活動しています。伊勢志摩在住。HP制作、写真撮影、動画撮影を生業としています。 このブログに掲載している写真は、主に EOS R5(2021年頃より)を使用して撮影しています。 お仕事のご相談やレビューのご依頼は、お問い合わせフォームからご連絡ください。 また、YouTubeもやっています。よかったらフォローしてもらえると嬉しいです!

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