今回は、Instagramに投稿する写真を作るまでに、僕がどんな手順を踏んでいるのかを紹介してみようと思います。1枚の写真のために、実は結構な工程を経ている。その流れをまとめてみます。
普段使っているのは、Pinterest、Davinci Resolve、Monet、Photoshopといったツールたち。思いつきから始まり、撮影、カラーグレーディング、そしてレタッチまで、それぞれに時間と工夫をかけて仕上げています。簡単に見えるInstagramの1枚にも、裏側では意外と手間がかかっているという話です。
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撮影の動機づけ:Pinterestから始まる
まずはPinterestで、雰囲気の良い写真や構図、色味の参考になりそうな画像を探します。「あ、これいいな」「こういうの撮ってみたいな」という気持ちが湧いたら、そこがスタート地点です。何気ない1枚の画像が、次の作品づくりの動機になります。
写真を撮らなくちゃいけない、より「あ、これ真似したい、撮ろう」のほうがやる気があります。
撮りたいな、良いなと思ったコーヒー系のものをひたすら集めたボードです。
jp.pinterest.com
セットアップ:家スタジオの構築
気持ちが固まったら、実行に移します。コーヒーを淹れて、テーブルを用意し、カメラの位置を決める。うちには天板だけのテーブルが何枚かあり、それを自作の箱馬に載せて高さや位置を調整しています。三脚の代わりに富士製作所さんのArt Standを使うことで、カメラ位置の自由度が高く、より意図した構図を得やすいです。
今回は、レンズにEF 100mm F2.8 Macroを選び、フィルターにはNiSiのCPUフィルターを装着して撮影に臨みました。
汚い部屋でしょ?こういうところで撮ってます(たまに片付いています)
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現像とカラーグレーディング:Davinci Resolve & Monet
撮影後は、RAWデータをDNG形式に変換し、Davinci Resolveに読み込みます。カラーグレーディングはMonetを使って行います。Monetには、過去に自分で作ったスチル(いわばプリセットのようなもの)が保存されているので、それを選んで微調整するだけ。非常にスピーディーで楽な作業環境です。
Monetを使えば使うほど、色の方向性に悩まずに済むようになってきます。Davinci Resolve自体の細かい操作を忘れてしまいそうになるくらいですが、写真の用途であればこれで充分だと感じています。
レタッチ:Photoshopで仕上げ
水垢とかのゴミですかね?
ゴミ取り後、なんか角度が変だなと。
ってことで大胆に角度を調整し、隙間を生成AIで埋めます。
カラーを整えたら、次はPhotoshopでレタッチ。Davinci ResolveからはTIF形式で書き出しておくと、Photoshopでの編集もスムーズです。
埃やゴミの除去、微妙な角度の修正、余白の不足をAI画像生成で補うなど、細かい作業をして完成に近づけていきます。最近のPhotoshopの生成機能は本当に頼もしく、作業効率も仕上がりの精度も格段に上がりました。
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まとめ:1枚の写真にかける時間と意義
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こうして、たった1枚のInstagram用の写真が完成します。もちろん、毎回すべての工程をフルで行うわけではありませんが、僕にとってはこれが撮影〜仕上げまでの“練習”にもなっています。
この流れを身体に染み込ませておくことで、実際の仕事の現場でも迷わず動けるようになる。スポーツと同じで、練習せずに試合に臨むことはできない——そんな気持ちで、今日も1枚の写真を丁寧に仕上げています。
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