撮影機材

K&F Concept フィルターホルダーとND1000が付いたセット

K&F Concept フィルターホルダーとND1000が付いたセット

風景写真撮影で欠かせないのがフィルター周りのモノ。海の風景写真では特にNDフィルターが場合によっては必要になる。場合によってはというのは、その人の撮影スタイルによって…と考えて頂きたい。

NDフィルターは、いわゆる「減光」を行うフィルターだ。なぜこれが海の風景写真で必用なのか。NDフィルターを使えば、海の時間を流せてしまう。海を止めるのではなく、時間を流して写真に収める。減光を置こうなうことで、無理矢理必用なシャッタースピードの秒数をふやすということ。本来ならば、シャッタースピードの秒数を増やせば光がたくさん入るので写真はより白く明るくなっていく。それを減光してしまうのでそういうことが出来る。そういうフィルターなのだ。



今回、K&F Conceptさんより、1000のNDフィルターと角形フィルターを装着するセットを提供頂いた。製品の紹介をしていきたい。

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1000NDフィルターセット

K&F Conceptの製品はいくつか持っている。過去に安いからと言う理由で利用させてもらった経緯がある。正直過去の製品の一部は使い物にならないモノがあったが、会社がだんだんと変わっていったのかより洗練されたアイテムになっていると感じる。今回ご提供頂いたNDフィルターセットは、とにかく高級感を押し出した製品だ。

なにやら重厚な箱にはいっていた。二つの箱が帯で巻かれており、その時点で何かしらのガジェットを手に入れたかのようになぜかワクワクした。製品を手に入れた後の入り口で心をつかまれた形になる。

箱のフラップを開けると製品が顔を出す。片方にはフィルターホルダーと各レンズに装着するためのアダプターが。もう片方が革っぽいケースに入ったNDフィルター。どちらも丁寧に梱包されている印象を持つ。ちなみに、当初ビニールがかかっていて、撮影のために箱に戻させてもらった。ビニールは最初からない方が高級感があるぞ…とK&Fに申したい。

この箱のフラップを空けたときの「Wow....」は買った人しか体験できない。

中身をすべて出してみた。右からホルダー、NDフィルターとその入れ物、ホルダーを取り付けるためのアダプター。このアダプターはけっこう薄く作られている。薄く作られると言うことは、ケラレ対策がなされているということ。

某メーカーのステップアップリングをいくつか持ってるのだが、この中にけられるモノがたまにある。いや、そりゃステップアップリングを重ねるからそうなるんだろうけど、たとえば、2種類しか持ってなかったとして、径の小さいリングからおおきいフィルターをつけるためにそれを組み合わせたとして、そうなっちゃうんだろう。そういう人も居ると思う。なのでこのK&Fのアダプターの構造を是非とも真似してみて欲しい。(ステップアップリングでこの構造が出来るかはわからない)

フィルターセットを一つずつ見ていく

ホルダー。軽い。重さは量ってないけど軽い。

フィルター。1000というだけあって、見た目は暗い。

そのフィルターのケース。革っぽい。本当の革では無いと思う。

ホルダーとレンズを取り付けるアダプター。49mm~82mmに対応しているとのこと。基本的にデカイレンズばかりなので全部必用では無い。

NDフィルターのケースはひもを引っ張るとフィルターが出るようになっている。何気に嬉しい機構。

フィルターアダプターはとても簡単に取り付けられるようになっている。また同時に保持力も持っているようだ。アルミニウム製。

こんなクイック感がある。

ホルダーにはフェルトらしきモノが添えられていて、その上をスライドさせて装着させる。なのでフィルター自身は傷つかない。

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フィルターを装着させる

フィルターを装着させるとこうなる。さきにアダプターを通常のフィルター同様にとりつけ、そのあと先ほどのクイックでつける。

望遠につけると異様な雰囲気。

NDフィルターの高価

ここでK&Fの用意してある動画を紹介する。海岸沿いで、フィルターをつけ(今回紹介したフィルターではない)波が流れているのがわかる。

つまりこういうこと。減光させるとこうなる。コレを撮りたい人は必ずNDフィルターが必要になる。

NDフィルターの効果を検証する写真がコチラ。先の写真のシャッタースピードが1/60でその後の写真が10s。10秒というと三脚で固定しないとダメな撮影なのでもちろん三脚に固定してある。

1/80ではまだ水の動きがわかるが、やはり10sとなるとそれぞれの水の流れが1本の線となる。これが高数値のNDフィルターの出来ることで、コレのために風景写真家はNDフィルターを求めるのだ。

この写真はホワイトバランスだけ調整したのだが、見てわかるとおり、少し赤みがかかっている。この色がシフトしてしまうのはNDフィルターのメーカーによって度合いが異なる、そのなかでもK&Fのは割とその影響は小さいように思える。この程度なら現像ソフトでどうとでも成るレベル。NDフィルターを使った撮影であえて撮って出しをするのは聞いたことがないのでそこは考えなくて良いと思われる。

初めての高NDフィルターキットに

過去に別メーカーのもっと高いやつを使ったことある身としたら、ぶっちゃけ色かぶりの度合いは厳密に言うときになるところ。それでも、価格帯を考えると十分に機能してくれるといえる。NDフィルターで波を流した写真を撮りたい。そんなときに、選択しに入れるのはアリだと思われる。ちなみにフィルターホルダーはスロットが二つついており、フィルターを重ねるのも可能。ハーフフィルターとの組み合わせがワクワクしそう。

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