よくも悪くも黒咲練導。作品集「彼女の囀る声」を読む

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よくも悪くも黒咲練導。作品集「彼女の囀る声」を読む

2016年1月17日日曜日
黒咲練導

黒咲練導さんの作品集「彼女の囀る声」を手に入れました。作品集2となってますが、「コレ系」の本で言うと4冊目になります。白泉社「楽園」でやっていた漫画を集めたり、黒咲練導さんだったり、人によってはかなり評価の別れる黒咲練導さんの作品がたっぷりと入っている。

作品集「彼女の囀る声」


「楽園ちゃん(仮)」シリーズ7本 「彼女実験」「lapis lazuli」「mine」「トレーニング ジャム」とたっぷりと「楽園」の作品がはいている。なんともニッチなんですが、素敵で、アレなお話が好き。

女性同士、兄弟同士、ヤンキーともやしだんし、ジムでの汗汗なからみとか、なんとかね。

単純にカワイイ

「楽園ちゃん(仮)」の話。これは「楽園」のキャラクターの対抗馬として登場したキャラクターの話。なぜかおもしろい。二人の女友達との絡みも素敵。

別に怒ってんじゃない

「lapis lazuli」。ヤンキーともやし男子なやつ。お互いの「思い込み」とか「フォロー」とか、色々とちぐはぐなんだけど最後はやっぱり好きなんだなと。もやしよ、もうちょっと彼女のことを考えよ。

ツンデレとかじゃなくて、「そういう人なんだよ彼女は」って理解したらもっとつきあいが円滑になるのにな。つき合い始めだろうな。どっちから告白したんだろ。めっちゃ気になる。彼女を盛り上げようとするもやし。でもそんなのどうでも良くてアレ目的な彼女。でもおたがい好きっていう。


「mine」はいわゆる近親XXなやつ。頻繁に兄の部屋に来てなにかと「誘う」妹。その誘惑に耐える兄。「あたし…見ちゃったんだ…お兄ちゃんが…あたしの名前を呼びながら○○○してたとこ」と少なからず、最初意識していたのは兄。実はソレがきっかけとなり、もうぐちゃぐちゃとその中に入っていく妹の行動と知る。最終的には兄は誘惑に勝てなくなる。

妹積極的すぎ。でも、それがまたいい。

効果音「ヌチ」

ジムのトレーニングは汗かいちゃいますもんね。ピターって衣服がついちゃいますもんね。その様子を見る「視線」。彼女はその「視線」を意識し始める。

今回は珍しく「筋肉」が描かれている。黒咲練導さんの作品で、ここまで「筋肉」は初めてみたかも。

楽園とボクと黒咲練導

ボクは「楽園」という漫画雑誌を「黒咲練導」さん目的で読み始め、その他作者による素晴らしい漫画へと引き込まれた。今はどっぷりと「楽園」の中にあるノーマルとアブノーマルとカオスと喜怒哀楽とよどみまくっている「愛」を深々と飲み続ける。黒咲練導さんを追っかけていたからこそ味わえる歪な味わいです。

ちなみに、タイトルとなっている「彼女の囀る声」は短編のお話。前後編のあいだに二人の間に「ナニ」かが合ったのですがソレがまた素敵な感じ。

黒咲練導さんのマンガの特徴は「描写」を余り出さないんだけど、その「声」「顔」「表情」「アングル」とかで「想像」させてくる手法。自分がどれだけ卑猥なことを考えているかでこのマンガの素晴らしい差が増していくという仕掛けになっています。

Don't think, feel.

これが黒咲練導さんです。



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